【日独西連携】トヨタとBMWがスペイン企業の「再生可能ガソリン」で実験!EUの政策議論にも一石?

日本とドイツ

先日、トヨタとBMWがスペインで再生可能ガソリンの実証実験を始めるというニュースを見かけました。

日本では近年、「再生可能」という言葉を以前ほど聞かなくなったような気がします。

再生可能エネルギーについても、費用や環境への影響をめぐる議論を目にする機会が増えました。

一方、ヨーロッパでは現在も環境政策に関するさまざまな取り組みが続けられています。

 

今回の実証実験には、トヨタ、BMW、ボッシュ、レプソルなど、日本・ドイツ・スペインの企業が参加しています。

それぞれの役割は、

  • トヨタ・BMW:実験車両
  • レプソル:100%再生可能ガソリン
  • ボッシュ:実験を追跡するためのシステム

を提供するという分担になっているそうです。

レプソルが生産する再生可能ガソリンは、「作物残渣、農業・林業廃棄物、バイオマス、使用済み食用油等」を原料としており、従来のガソリンと比べて温室効果ガスの排出量を70%以上削減できるとされています。

さらに、実験で得られたデータは、EUの政策担当者や自動車業界、メディアにも提供されるとのこと。EUの今後の政策議論にも役立ててもらいたい、という狙いがあるようです。

電気自動車だけではなく、再生可能ガソリンという選択肢も視野に入れてほしい、ということなのでしょうか。

実験だけではなく、その先の政策議論まで見据えているところに、スケールの大きさを感じます。

私は、自動車の環境対応といえば、トヨタのハイブリッドやプラグインハイブリッドが中心になっていくのかな、というイメージを持っていました。

でも、こうして見ると、電気自動車以外の選択肢にもちゃんと道を開こうとしているんですね。

 

ちなみに、「100%再生可能ガソリン」は、トヨタ・ドイツのプレスリリースではドイツ語で次のように表現されています。

100 Prozent erneuerbares Benzin

erneuerbar は「再生可能な」、Benzin は「ガソリン」という意味で、発音は「ベンツィン」です。

日本語の「ベンジン」は有機溶剤の一種を指すので、ちょっとギョッとしました。

何気ないニュース検索。最後にたどり着いたのは、EUの環境政策と、「ベンツィン」でした。 

 

出典・参考資料

  • JETRO(日本貿易振興機構)「トヨタとBMWなどが再生可能ガソリンの走行実証実験を開始」
  • Sustainable Japan「トヨタ、BMW、ボッシュ、レプソル、スペインで100%再生可能ガソリン実証実験開始」(2026年7月23日)
  • トヨタ・ドイツ「Toyota, BMW Group, Bosch und Repsol starten Praxistest für Fahrzeuge mit 100 Prozent erneuerbarem Kraftstoff」
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