昨日の記事で触れた、「雨が続いている」というドイツ語表現。
私の記憶が正しければ、使われていたのは andauern という動詞です。
Der Regen dauert an.
「雨が続いている」という意味です。
andauern は分離動詞です。私は昔から、この分離動詞があまり得意ではありません。
今回、andauern を眺めていて、ふと思いました。
そもそも私は、基礎動詞のdauernを知らないじゃないか。
分離動詞が苦手という以前に、基礎となる動詞の意味や使い方を、よくわかっていないこともあるのかもしれません。
そこで、今回はdauern をドイツ語辞典Dudenで調べてみました。
Dudenでは、基本的な意味の一つとして「一定の時間をもつ、一定の時間続く」といった説明がされています。
用例は下記の通り。
die Sitzung dauerte zwei Stunden
(会議は2時間続いた)
うーん、これなら自分でも例文を作れそうです。ドイツ語の先生の助言に従って、感情とともに覚えられるような文章にしてみました。
Der Film „Der Herr der Ringe: Die Rückkehr des Königs“ dauert über drei Stunden.
(映画『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』は3時間以上あります)
3時間以上? いやいや、おもしろいから私には全然余裕です!
ついでに、„Der Herr der Ringe: Die Rückkehr des Königs“というドイツ語タイトルも覚えておこう。
そして、もう一つ例文を作ってみました。
Die Oper „Tannhäuser“ dauert über vier Stunden.
(オペラ『タンホイザー』は4時間以上あります)
『タンホイザー』は4時間を超えることもあるワーグナーのオペラです(上演時間は公演によって異なります)。
興味はありつつも、その長さにビビって結局まだ観たことがないんですよね。
こんな感じで、自分の感情が乗る例文を作ってみたから、ちょっとは覚えられたかも?
もう一つ、手元の『アポロン独和辞典』には、こんな例文も。
Wie lange dauert es noch?
(あとどのくらいかかりますか?)
この例文、ドイツ語圏を旅行していて、交通機関で何かあったときにも使えそう!(今のところ、行く予定はないのだけれども)
実際の文章でも探してみると、Goethe-Institutの2019年の記事に、こんな一文がありました。
Der Japan-Besuch von Angela Merkel dauerte nur 25 Stunden.
(アンゲラ・メルケル氏の日本訪問はわずか25時間だった)
記事では続けて、それでもメルケル氏がGoethe-Institut Tokyoのドイツ語学習者と会う時間を取ったことが紹介されています。
今回見た例文では、dauern + 時間・日数 の形で「○○の時間・日数続く/かかる」と表現されていました。
そして、dauern と時間を表す言葉の間に前置詞がいらないのが、地味に嬉しいです。
前置詞、ほんと苦手で……分離動詞といい前置詞といい、動詞のまわりに何か現れると身構えてしまいます。
こんな私の場合、分離動詞に出会ったら、こうして一度、基礎となる動詞まで戻ってみるのもよさそうです。
ただ、時間がかかってしまうのが、つらいところです……。
出典・参考資料
- Duden Online「dauern」
- 根本道也ほか編集・執筆『アポロン独和辞典』第5版、同学社、1998年2月
- FSK「Herr der Ringe – Die Rückkehr des Königs」
- Goethe-Institut「Bundeskanzlerin trifft Deutsch-Lernende des Goethe-Instituts in Tokyo」