【ドイツ語講座】20年ぶりにドイツ語を再開したら、周囲が妙に『MONSTER』だった

雑記

数か月前から、ドイツ語を再び習い始めました。

先生は以前、ハイデルベルク大学と関わりがあったそうです。

受講生は私を含めて3人。

そして、全員がドイツ語経験者です。これには先生も驚いていました。

それぞれ一度ドイツ語を学んだ経験があります。レベル感も同じくらい(多分)なので、授業はサクサク進みます。

そのうちお一人は、ご家族にデュッセルドルフ勤務の方がいるそうです。

もうお一人は、ミュンヘンに住んでいた経験があります。

皆さん、ドイツとご縁があるんだなぁ。

……あれ。

ハイデルベルク。

デュッセルドルフ。

ミュンヘン。

この地名の並び、私は知っています。

もちろん、どれもドイツの実在する都市です。

何もおかしくありません。

何もおかしくないのですが、私の頭の中では、ある作品が静かに立ち上がっていました。

浦沢直樹さんの漫画『MONSTER』です。

『MONSTER』は、ドイツで働く日本人脳神経外科医・天馬賢三(テンマ)が、瀕死の少年ヨハンの命を救ったことから始まるサスペンス作品です。

そして、先ほどの3都市はいずれも作品に登場します。

ハイデルベルクでは、ヨハンの双子の妹ニナ・フォルトナーがハイデルベルク大学法学部の学生として登場します。

デュッセルドルフは、テンマが勤務する病院があり、物語が始まる街です。

ミュンヘンでは、「バイエルンの吸血鬼」と呼ばれる大富豪シューバルトをめぐる物語が展開します。

……『MONSTER』なら、そろそろ全員の過去が一本の線でつながり始めてもおかしくなさそう。

もちろん、これは私が勝手にそう感じているだけです。

ところが、先日の授業ではチェコ人ジャーナリストが旧東ドイツの都市へやってきた、という設定の会話を読みました。

授業で配られたプリントには、こんな例文がありました。

Ich kenne den Mann, der aus Prag kommt.

「私はプラハ出身のその男性を知っています」

何の変哲もない関係代名詞の例文です。

ところが、『MONSTER』を知っている側からすると急に、

「その男、本当にただのプラハ出身ですか?」と思ってしまいます。

プラハ。

『MONSTER』では、ヨハンと双子の妹アンナ(後のニナ)の出生や過去に深く関わる街です。

ハイデルベルク。

デュッセルドルフ。

ミュンヘン。

そしてプラハ。

もちろん、偶然ってことはわかっています。

『MONSTER』にはほかにも多くのドイツや中欧の都市が登場しますし、ドイツ語を勉強していれば、こうした地名を耳にすること自体は珍しくありません。

でも、先生はハイデルベルク大学と関わりがあり、受講生は全員ドイツ語経験者。しかも、私以外の二人はドイツの都市とご縁があります。

なんだか、ずいぶん出来すぎているように思えてしまうなぁ……。

では私は?

数か月前、久しぶりにドイツ語学習を再開した受講生。

以上。

ドイツ居住歴なし。ドイツ勤務歴なし。

現在のところ、私だけが何の伏線も持たないモブです。なんか悲しい。

いつか講座の皆さんにもこの発見を話してみたいのですが、『MONSTER』をご存じかどうかもわかりません。

で、勇気を出して伝えたところで、こう思われそうな気もします。

「いや、全部あなたが勝手につなげてるだけじゃないか」

 

やっぱり、黙っておこう。

 

出典・参考資料

  • 小学館ホームページ「MONSTER 完全版 1 | 書籍」、「MONSTER 完全版 3 | 書籍」、「MONSTER 完全版 5 | 書籍」、「MONSTER 完全版 6 | 書籍」

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