岩手旅行の前にこのブログに書いた通り、旅行の予習として新渡戸稲造について調べていました。
気になったのは、ドイツ留学。新渡戸はボン、ベルリン、ハレで学んでいます。
さらに、同じ岩手出身の後藤新平も同じ時期にドイツへ渡っていたと知り、二人は明治23年(1890年)のドイツで会えたのか?と、滞在時期まで照合なんてしてみたり。
そこまで調べて機嫌を良くしていた私に、同じドイツ語講座の受講生さんが、ある情報を教えてくれました。
「盛岡の下ノ橋に新渡戸さんの銅像があるんですよ」
その受講生さんは岩手のご出身。新渡戸さんの銅像が鎮座するその場所は、受講生さんにとって思い出の場所だったんだそう。
そうとなったら、これは行くしかない!岩手旅行の前半、早速訪問しました。


訪問先を正確に言うと、盛岡城跡からほど近い盛岡市下ノ橋町にある新渡戸稲造生誕地です。
現地には「新渡戸稲造先生誕生之地」の碑や銅像があり、緑のある小さな憩いの空間になっていました。

その近くで、気になる看板を発見。
「新渡戸通り」……!

2025年に新渡戸の生誕地前に設置された、まだ新しい愛称看板です。
……ドイツ語の道路名風にするなら、Nitobestraßeでしょうか?
カント通りが Kantstraße、シラー通りが Schillerstraße。そしてベルリン・フィルの本拠地フィルハーモニー・ベルリンがある通りは、Herbert-von-Karajan-Straße。
Dudenの道路名の表記規則を見ると、一語の人名なら Kantstraße のように一語で、複数の語からなる人名なら Herbert-von-Karajan-Straße のようにハイフンでつなぐ形になります。
ということは、「新渡戸通り」をドイツ語の道路名風にするなら、やっぱり Nitobestraße でよさそう。
せっかくなので、盛岡でドイツ語の勉強です。
ちなみに、新渡戸の名前を冠したものは、ドイツにもあります。
それがあるのは、新渡戸の留学先の一つで、博士号を取得したハレ大学。現在、大学には「Inazô-Nitobe-Zentrum」という研究拠点があります。これはまた、別の記事で扱うことにします。
生誕地の近くからは、盛岡城跡の石垣も見えました。

盛岡市によると、新渡戸は幼少期を鷹匠小路で過ごし、現在の盛岡城跡公園にあたる場所でも遊んでいたそうです。
そして私が訪れた日は、折しも「いしがき MUSIC FESTIVAL 2026」の開催日。盛岡城跡公園を中心に、市内各所が会場になっていました。
私はそんなことも知らず、近くの駐車場がなかなか見つからず右往左往したのでした。
文久2年(1862年)、この地に新渡戸稲造が生まれた。
164年後の令和8年(2026年)、そのすぐ近くの盛岡城跡では、音楽フェスが開かれていた。
隔世の感がありますね♪
● 関連記事:「2026年岩手の旅」の記事一覧
出典・参考資料
- 盛岡市公式ホームページ「第3回:新渡戸稲造(にとべいなぞう)」、「市長の動き(令和7年9月)」、「盛岡城跡公園(岩手公園)」
- Duden Online「Straßennamen」
- Berliner Philharmoniker「Kontakt」
- Uni Halle「Inazô-Nitobe-Zentrum」、「Berühmte Alumni der MLU – International Office」
- いしがき MUSIC FESTIVAL 2026ホームページ「ABOUT」
