【Dudenを読む】「Hallo」は「こんにちは」だけじゃなかった

ドイツ語

ドイツ語を勉強していると、「知っている」と思っていた単語ほど、辞書を開くのが面白いことがあります。

今日読んだのは Hallo

「こんにちは」と書いて終わりだろうと思っていたら、そう簡単ではありませんでした。

私が使っているのは、ドイツ語圏で広く使われている辞典 Duden(デューデン) です。単語の意味だけでなく、発音や語源、実際の使い方まで載っていて、読むたびに新しい発見があります。

まず驚いたのは、「Hallo」の最初の意味です。

Dudenでは、「相手の注意を引くための呼びかけ」と説明されています。

たとえば、落とし物をした人に「Hallo!」と声をかけたり、「Hallo, ist da jemand?(もしもし、誰かいますか?)」と呼びかけたり。

「あの!」「おーい!」というニュアンスが、一番最初に紹介されているのです。

私は勝手に、「こんにちは」が最初に来るものだと思っていました。

さらに読み進めると、「嬉しい驚き」を表す Hallo もありました。

「あっ、来た!」「おお、すごい!」

この意味では、発音も変わります。

そして三つ目で、ようやく私たちがよく知る「こんにちは」という挨拶が登場しました。

語源も面白く、現在の Hallo は英語 hallo の影響を受けた言葉とされています。さらに、その英語も、もともとは向こう岸の渡し守を呼ぶ掛け声だったという説が紹介されています。

辞書を開く前は、「Hallo」は一つの意味しか持たない単語だと思っていました。

でも、たった五文字の単語にも、呼びかけがあり、驚きがあり、挨拶があり、長い歴史がある。

辞書を開くたびに、言葉の見え方が少しずつ変わっていく気がします。

 

参考資料

  • Duden Online「Hallo」

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